町田市と横浜市青葉区に囲まれた麻生区の飛び地「岡上」。最寄りの小田急線鶴川駅から市立岡上小学校方面に向かうと、一面稲穂で黄金色に染まる田園風景が広がっている。
岡上は、かつての岡上村から1939年に川崎市に編入され、都市圏では珍しい飛び地に。地域内には、横穴古墳、丸山遺跡があり、多摩丘陵の2大本寺と呼ばれるうちのひとつ東光院があるなど、見所満載の地域だ。
豊かな自然に溢れ、里山の風情も残す。川崎市の緑地の43パーセントが麻生区にあるといわれており、同地区約145ヘクタールのうち、約半分の73ヘクタールが農業振興地域。その一端を占めるのが田んぼだ。春には、農家の協力により地域団体や、地元の小学生たちも参加して田植えが行われ、着実に稲が生長。辺り一面が黄金色に色づいてきている。
10月に稲刈り体験を企画している地域団体「みのりっこ」の老沼純さんは「今年も順調に育っている。地域の方々や、子どもたちと収穫するのが楽しみ」と話している。
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