南米の楽器「アルパ」のコンサートが10月16日、しんゆり交流空間リリオスで開催された。
アルパはスペイン語でハープを意味し、16世紀にスペイン人宣教師がキリスト教とともに中南米各地に持ち込んだことがはじまり。パラグアイやメキシコ、ペルーなどで演奏されている。
当日の出演は、菅原ふみさん。青年海外協力隊の隊員として派遣されたパラグアイでアルパを知り、その後全日本アルパコンクール本選大会出場、レストランなどで演奏活動を行っている。
会場には近隣から20人以上が来場。爪で弾くため「きらきらとした音」が特徴というアルパ。『ホール・ニュー・ワールド』のほか、「曲を聞きながら世界旅行」をテーマに、『シェリト・リンド』(メキシコ)『コンドルは飛んでいく』(ペルー)、元はアルパのために作曲されたという『コーヒー・ルンバ』(ベネズエラ)などが披露された。
演奏の合間には「アルパの演奏には譜面がないので、曲は『耳コピ』。同じ曲を弾いていても時間とともに変わっていくこともある」などと菅原さんは話していた。
友人と来場した区内在住の女性は、「アルパは弾いたこともあるが、コンサートは初めて。知っている曲も多く楽しかった。近所で聞けてよかった」と感想を語った。
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