神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2022年1月28日 エリアトップへ

市立長沢中平野さん 海洋汚染訴え全国特別賞 ポスターコンクールで

教育

公開:2022年1月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
賞状と記念のメダルをもつ平野さん
賞状と記念のメダルをもつ平野さん

  全国の小中高生が対象の「第13回環境教育ポスターコンクール」で、市立長沢中学校2年の平野瑞季さんが、特別賞にあたる「安藤忠雄賞」に輝いた。平野さんは、海洋汚染に関心を持ち、プラスチックごみでクジラが苦しむ様子を表現した。

 同コンクールは(公財)こども教育支援財団の主催で、環境への思いを表現した作品を募集。小中高生合わせた応募数は5954点、中学校からは2766点だった。「安藤忠雄賞」は世界的建築家の安藤忠雄氏が全作品から1点を選んだ。

 夏休みの課題でコンクールのことを知った平野さん。ペットボトルの中で海にいるクジラが窮屈にしている姿を、アクリルで描いた。標語は「海の王者も苦しんでる」。平野さんは「海に捨てられたプラスチックを食べたクジラが亡くなったというニュースもある。人工的に作られているもので生き物が苦しめられているという被害の大きさを伝えたかった」と、題材に選んだ理由を話す。

 安藤氏は「迫力ある構図とストレートなメッセージが強く印象に残る。自分が伝えたいことを的確に伝える『表現力』の高さを感じる作品」と講評。受賞作はポスターになり、学校内にも掲出されている。

「絵で表現、楽しい」

 中学では演劇部に所属する平野さんだが、小学3年生から美術教室に通い、絵で思いを表現してきた。「絵を描くのは楽しい。文章より絵のほうが伝えやすい」と笑顔。建築士の母や、美術大学に通う兄ら家族の影響も大きい。今回も「一番難しかったペットボトルの表現は家族に描き方を相談した」と振り返る。

 平野さんは「楽しく描き続けて技術を高め、環境についても描いていきたい」と目標を語った。

「文字色は暗い赤にして残酷さも表現した」という平野さんの受賞作=主催者提供
「文字色は暗い赤にして残酷さも表現した」という平野さんの受賞作=主催者提供

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook