２月９日に全国デビューしたシンガーソングライターの
澪（みお）さん
川崎市在住　

日々の思い音にのせて

　○…透明感のある声を強みに、２月９日にミニアルバム『ミモザ』で全国デビューを果たした。収録されている同名曲は、「ここまで一緒に歩いてきた周囲の人やファンへの感謝と、これからの決意を込めた」という明るくポップな１曲。デビュー日の発売記念ライブでは「はしゃいでいたのがパフォーマンスに出ていたみたいで」と喜びでいっぱいだ。

　○…物心ついた頃から、とにかく歌うことが好きだった。母の運転する車の中で聞いたミュージカル楽曲に、「同じ歌詞でも歌い手によって解釈や伝わり方が違う」と歌の楽しさを見出した。一度ハマると突き詰める性格で、歌手になる道を模索。５年ほど前からライブハウスやミューザ川崎のフリーライブに出演するように。コンテストの「カワサキストリートミュージックバトル」では昨年グランプリを獲得。初回から決勝戦まで勝ち上がる中、「勝つしかないという思いが強くなっていって、メンタルの成長につながった」と弾ける笑顔で振り返る。

　○…八王子市出身で、２年前から市内に住む。「しんゆりフェスティバル・マルシェ」の出演を機に知ったという新百合ヶ丘の印象は、「緑が気持ちいい街。オシャレな飲食店が多い」と目を輝かせる。度々区内のカフェに足を運び、ゆっくり過ごしながら歌詞を練るのも大切な時間だ。

　○…普段から自問自答することが作詞の出発点。「自分なりの考えがふっと浮かんだとき、伝えるための情景を日常から探し出す」といい、歌詞とメロディーは同時に出てくるのだとか。次に目指すのは全国ツアー。「観客と感情を共有できるライブが大好き。ライブにいきたいと思ってもらえるアーティストになりたい」。思い描く夢へ、歩み続ける。