能登半島地震
災害時のトイレ、備えは
携帯用不備60% 市、啓発に力
3月29日
長引く新型コロナの影響による外出機会の減少で、高齢者の「フレイル(虚弱)化」が社会問題となっている。在宅シニア向けのサロン「ぐったいむ」が4月14日、約2年ぶりに再開。外出や会話の機会を創出することで「フレイル予防や元気づける場になれば」と主催者は期待を寄せる。
当日、会場の福祉パルあさお(万福寺)で、2年ぶりに開かれたサロンで顔を合わせた参加者たち。8人が集まり、「久しぶり」「元気だった?」と久々の再会に会話の花を咲かせた。参加した女性(83)は「再開するのを待っていた」と声を弾ませた。男性(75)は「いろいろな経験をしてきた方や趣味の方がいるので話すのが楽しい。時間が経つのがあっという間」と会話を楽しんだ。
同サロンは、地域の在宅シニア向けに「自由に立ち寄り、気軽に交流を」と、ボランティア団体「傾聴あさお」に所属する小林雅子さん、松下元子さん、中原俊一さんが中心となり、2018年に立ち上げた。一人暮らしや夫婦だけの高齢者に、家に閉じこもることなく、外出、社会参画する機会をと、毎月第2、第4木曜日に開催。会話を楽しむだけでなく、墨絵や折り紙などのミニ講座や健康体操に取り組み、毎回、70代から80代が集まり、交流を楽しんでいる。
しかし、一昨年から新型コロナの感染拡大を受けて開催は中止。中原さんは「コロナ禍で家を出なくなり、認知症になった人もいる。そうならないための集まりだったので残念」と振り返る。
まん延防止等重点措置が明けたため、4月から本格的に再開。ワクチンの3回接種、消毒、マスクの着用が参加条件となる。「長引くコロナで、外出制限で話すことも少なく、足腰が弱っている人もいる。多くの人に来てもらい、交流を楽しんでもらえれば」と小林さんは期待を寄せる。
なお次回は、4月28日(木)午後1時30分からを予定している。
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