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麻生区 コラム

公開日:2022.04.22

区民記者が走る! vol.12 2022年 April
麻生区の太古の人たち

  • 岡上遺跡の出土品(岡上小学校遺跡広場のパネルから)

  • 仲原照男記者

 麻生区には金程向原、岡上丸山、早野上ノ原、山口台、黒川、万福寺そのほか多くの遺跡があり、麻生の地で太古の昔から人々の暮らしが営まれていたことを物語っている。その中で、岡上丸山遺跡は、岡上小学校とその周辺部にあたり、岡上小学校建設の際に発掘された。古墳時代(約30戸)、奈良・平安時代(約60戸)の住居跡や土器が発掘され、平安時代の須恵器には「岡上」と墨で書かれたものも見つかっている。岡上小学校には、発掘の様子等を簡単に展示した遺跡広場もあるが、コロナ対策で立ち入りできない。



 また早野上ノ原遺跡では、旧石器〜近世までのほぼすべての時代の遺構が発見され、鷲ヶ峰遺跡(宮前区)と並んで、市内最古とされる約33,000年前の石器も見つかっている。太古の麻生区民は、自然に恵まれた早野で暮らした、この旧石器時代の人達といえそうだ。



区民記者とは?



地域活動が盛んな麻生区で活動する団体にスポットライトをあてるために、麻生市民交流館ゆまゆりを運営する認定NPO法人あさお市民活動サポートセンターが中心となって、文章を書くことが好きな区民で活動しています。

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