「岡の上カフェ」の発起人の1人で、民生委員・児童委員を務める 伊藤 道子さん 岡上在住 69歳
地域の顔役「明るく元気に」
○…毎月第4土曜日に、岡上公会堂で開催されている「岡の上カフェ」。民生委員・児童委員を務める中で「地域や世代を問わず、外出する機会を創出し、気軽に集える場所をつくりたい」と2017年4月からスタートした。発起人の一人として、他の委員や町会、地域包括支援センターと一緒に運営を支えてきた。「家に閉じこもるのではなく、話をする、話を聞いてあげることが大事だなと感じています」と笑顔で話す。
○…1995年に、地域の主任児童委員に就任。中学校の養護教諭を務め、退職したことを知った町内の人から誘われた。当時は、小・中・高・大と4人の子どもが学校に通っていた時期。「少しでも地域のお役に立てるなら」と引き受けた。民生委員も務めるようになり、住民の声に耳を傾け、地元を走り回ってきた。「民生委員児童委員はボランティア。『大変でしょ』と言われるけど、ネガティブなことは言ったことないですよ」。「仕事は楽しんでやること」をモットーに27年にわたって活動を続けてきた。
○…その間、町会の役員や、近隣の保育園で園長を務めるなど、さまざまな役を引き受けてきたた。「頼まれると断れないんですよ。『ありがとう』と言ってもらうだけで、やってよかったと思いますね」。人に喜んでもらうこと、人との出会いが人生の糧であり、財産となっている。
○…これまで大病を患い、何度か手術も経験してきた。それでも、人の役に立つことを、体が動く限り続けていきたいという。転勤でシンガポールに住んでいる娘のところに遊びに行くのが目下の楽しみだ。もうひとつのモットーである「明るく元気に」。その言葉通り、これからも地域の顔役として走り続ける。
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3月29日
3月22日