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麻生区 教育

公開日:2022.07.15

放課後に大きな花まる
柿生で小学生の塾

  • 谷さん(右)の説明を聞く児童

 「ゆっくり、じっくりと『わかる』『できる』喜びを味わい、勉強を楽しく思ってほしい」。主宰者のそんな思いで始まった小学生向け学習会が、昨年から柿生駅前町内会館で行われている。

 「はなまる塾」は、元高校教諭の谷須美子さん=上麻生在住=が主宰する。谷さんが経験を生かし「地域に少しでも還元できれば」と、放課後に子どもたちと一緒に勉強できる場をつくろうと麻生区内での開催方法を模索。柿生駅前町内会から協力を得られることになり、昨年10月から、同館を会場にスタートさせた。

 週に1度、月曜日に開催し、近隣の柿生小を通じて募集した、1年生から6年生まで17人が通う。児童は学年ごとに分かれ、学校の宿題や講師が用意したプリント学習に取り組む。講師は谷さんら、元教員の3人。田園調布学園大学(東百合丘)などの学生がボランティアとして加わる。

 7月4日の回では、子どもたちは自分のペースで算数や漢字の問題に挑戦。考えながら解き、すべて正解すると講師から赤ペンで大きな「花丸」がつけられた。小6の女児は「先生からわかりやすく教えてもらえて、学校の授業も理解しやすくなった」と笑顔を見せる。小5の男児は「家だと集中できないから、ここは勉強できる環境だと思う」と話した。1時間半の学習時間が終わると、おやつをもらって「また来週」と帰宅した。

 谷さんは「私たち大人も子どもから元気をもらい、評価に捉われない学びを教えることを楽しんでいる」と語る。講師募集中で詳細は【携帯電話】080・3721・8700。

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