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区民記者が走る! vol.15 2022年 July 義経の家臣の屋敷跡をしのぶ

公開:2022年7月22日

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屋敷跡がしのばれる雑木林と1号墳の石碑
屋敷跡がしのばれる雑木林と1号墳の石碑

 義経の郎党は弁慶が有名だが、四天王の一人、亀井六郎重清は弓の名手で、一の谷、屋島、壇の浦の戦いで軍功を建て、義経最後の衣川の戦いで戦死した。

 この亀井六郎の屋敷が麻生区上麻生の月讀神社の近くにあったという。この地は古くから亀井と呼ばれ、県の神社誌によると、天文3年(1534年、室町時代)に屋敷の卯の方(東側)に神社が建った。したがって屋敷は神社の西の高台の上、現在の亀井住宅の中にあったと思われるが、残念ながら当時の面影はない。

 ただし、高台の南端には見晴らしのいい上麻生亀井公園が、ふもとの麻生川には水辺に近づける亀井橋が、また神社から東に50mほど下ると亀井古墳群の1号墳がある。この辺りの雑木林には屋敷があったころの気配を感じる。柿生の里を巡り月讀神社に立ち寄った際には、ありし日の屋敷跡をしのんでほしい。

地域活動が盛んな麻生区で活動する団体にスポットライトをあてるために、麻生市民交流館ゆまゆりを運営する認定NPO法人あさお市民活動サポートセンターが中心となって、文章を書くことが好きな区民で活動しています。

中島久幸記者
中島久幸記者

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