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麻生区 人物風土記

公開日:2022.07.29

「あさお希望のシナリオ実行委員会」の副実行委員長を務める
本多 夏萌(なつめ)さん
向原在住 22歳

地域活動で故郷に恩返し

 ○…区民と行政が協働し将来に向けた地域づくりを考えていく「あさお希望のシナリオプロジェクト」。今年度、地域活動の現状やニーズの実態調査など、5つのプロジェクトを実施するために同プロジェクトメンバーで実行委員会を発足した。最年少の大学生ながら副実行委員長を務める。「学生がいた方がいいかなと思って。何か麻生区に関わりたいと思って立候補しました」。周囲の大人に混じりながら、学生目線で地域づくりに取り組む。

 ○…金程小、金程中、県立多摩高を卒業と地元っ子。大学入学後、同級生に誘われて、月に一度、麻生区と多摩区で子ども食堂を展開するNPO法人アイゼンの活動に参加するように。コロナ禍で地元にいる時間が長くなったことから、多摩区のソーシャルデザインセンターに参加するなどボランティア活動の時間が増えた。これまでの活動で得たのは幅広い年代の地域に関わる人たちとの交流。「のんびりして穏やかな麻生が好き。麻生のことを考えてくれる人たちが多くいるのを知ることができたのが大きい」と目を輝かせる。

 ○…ポジティブで自分が中心となって動くよりも縁の下の力持ちでいたい性格だという。就職活動も終え、来年からは社会人に。残りの学生生活では「地元で知り合いを増やして、いろいろお話して知見を広げていければ」と目標を語る。

 ○…3つのバイト、地域活動と日々の予定がびっしり。この夏休みには、9月に実行委員会が主催し、区内で活動する市民団体を紹介する「まちのひろば祭り」の準備もあり多忙を極める。「希望のシナリオをPRして、若い世代の仲間を増やしていきたい」と意欲を見せる。育ててくれた麻生区への恩返しはまだまだこれからだ。

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