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麻生区版 公開:2022年8月5日 エリアトップへ

6月28日付で、セレサ川崎農業協同組合の代表理事組合長に就任した 梶 稔さん 岡上在住 66歳

公開:2022年8月5日

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地元愛で農業けん引

 ○…意思決定機関「総代会」で正組合員5千人、従業員1千人を超える組織のトップに選任された。その場で熱く語ったのは「基本理念である『地域との共生』を全うすることが我々の存在意義だ」という原点回帰への思い。「農家との対話」に重きを置き、8月からは役員が率先して各戸を訪問。聞き取った情報を事業に反映させる策を講じるなど、早くもその手腕を発揮している。

 ○…農家の5代目として、岡上で生まれ育った。「どんど焼きのやぐらを組むのは子どもたちの役割だった」。そんな古き良き昭和30年頃の暮らしぶりを後世に伝えようと、今年1月に旧知の先輩らと一緒に書籍『柿ふる里』の編集に携わった。「自分たちが当時を知る最後の世代だから」としみじみ語る。

 ○…軟式テニス部で汗を流したスポーツマン。「朝練のために中学校近くの親戚の家まで自転車で通っていた。もう時効だよね」と懐かしむ。大学卒業後は「自然の流れ」で農協へ。金融畑ひと筋に歩んできた。支えになったのは「ノウハウを一から十まで叩き込まれた」という、県内各地の若手代表のための「6カ月研修」。事業推進課長時代に貯金額を大きく増加させるなど頭角を現し、支店長、指導相談部長を経て役員に。営農経済事業担当常務や副組合長を歴任した。

 ○…ゴルフ同好会に所属。孫と一緒に畑仕事をする「じいじ」の一面も。「ほどよい運動が元気の源」と目を細める。消防団員として25年、現在は川崎フロンターレの応援団体アシストクラブを束ねるなど地域への愛着は人一倍だ。農業を取り巻く環境は、高齢化など課題が多い。「持続可能な経営基盤の構築と都市農業の振興が不可欠。1期3年を全力で取り組む」と抱負を語った。

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