麻生区 コラム
公開日:2022.09.16
柿生文化を読む
シリーズ「草創期の柿生中学校」教科書はあったのか?【1】文:小林基男(柿生郷土資料館専門委員)
校舎も借り物、先生もなかなか揃えきれない、それでもともかく新制中学校はスタートしました。これは何も柿生中学校だけのことではなく、全国の新制中学校に共通した事実でした。さて授業をどうするか。
以前に記したように、戦前戦中の日本の教育は、軍国主義教育として、占領者であるGHQによって全否定され、教育の民主化が至上命令となっていました。そのため、まったくの手探りで新しい教育プログラムを作らねばならなかったのです。教科そのものが抹消された修身は別として、新設された社会科は勿論、国語や理科、算数・数学なども民主教育に適合するよう、教科内容に大幅な変更が求められたのです。当然戦中に使われた国定教科書制度は否定され、教科書は民間で編集・作成された物の中から、各学校が選択することとされました。文部省は、民間が作成した教科書が、学習指導要領に準拠しているかどうかだけを、チェックすること(=教科書検定)とされました。 (つづく)
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