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麻生区 コラム

公開日:2022.12.23

区民記者が走る! vol.14 2022年 June
「劇団わが町」ふじたあさや芸術監督にインタビュー

  • 団員の潜在能力をぐいぐい引き出す、ふじた芸術監督

  • 佐々木直子記者

 新百合ヶ丘を活動拠点にしている市民劇団「劇団わが町」は今年設立10年目。春にオーディションを行い、選出された43名での活動がはじまった。「演劇には『これでいいや』という安心感が一番の敵。『次はどうする、どう変わったらいい』を考え続け、生き生きした集団であって欲しい」とふじた芸術監督(88)は語る。

 学校や職場で、言いたいことが言えずに我慢している人も、ここでは何でもあり。「劇団では、自分を剥かれちゃいます、嘘をついていられない。他人を観察し、言葉の意味を探る。自分の頭で考えて挑み続ける。ここは人が育つ場所なんです」。

 来春も、新団員の募集がある。川崎市の歴史や逸話をテーマにした新作の構想も膨らんでいるという。我らが町の劇団として、これからどんな演目が見られるのか、目が離せない。

地域活動が盛んな麻生区で活動する団体にスポットライトをあてるために、麻生市民交流館ゆまゆりを運営する認定NPO法人あさお市民活動サポートセンターが中心となって、文章を書くことが好きな区民で活動しています。

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