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公開日:2023.01.20

区道路公園センター
車道に自転車走行表示
矢羽根と絵記号で啓発

  • 工事が進められている車道への自転車走行表示

 麻生区道路公園センターは、新百合ヶ丘駅周辺や区内幹線道路で、自転車の走行位置、走行方向を示す青色の矢羽根(矢印)とピクトグラム(絵記号)の明示を進めている。工事は、今年度中に一旦終了し、来年度以降はそれ以外の道路で実施していく予定だ。麻生警察署では、自転車の安全走行、自動車運転者への注意を呼び掛けている。

 川崎市では2020年2月に、川崎市自転車活用推進計画を策定。「安全・安心で魅力と活力のある自転車を活用したまちづくりの推進」を目的に、自転車の通行環境整備、駐輪対策、自転車の活用、ルール・マナー啓発の4点を基本政策として、事業を進めている。

 同計画の自転車の通行環境整備の一環として、今年度、麻生区道路公園センターでは、車道の端に青色で走行方向を示す矢羽根と、自転車を走行するピクトグラムの明示工事を行っている。対象となっている道路は、尻手黒川道路の2018メートル、万福寺・王禅寺線1506メートル、新百合ヶ丘駅周辺の区画街路9号線の885メートル、同10号線の266メートル、細山II線の400メートル、世田谷・町田線の1100メートルの区間。同センターでは「幹線道路でまだできていない箇所もある」とし、来年度以降に明示工事を行っていく予定だという。

 今回、工事が進められている矢羽根は走行位置、方向を明示するためのもので、麻生警察署によると「遵守しなければ違反になるというものではない」という。しかし、道交法では、歩車道の区別のある道路では車道の走行が原則。その際は、左側を走行することが義務づけられており、守られていない場合、違反となり、罰則が適用される。同センターでは「特に電動自転車は急発進することもあり、歩道での走行は危険。今回の明示は、自転車だけでなく、車を運転する人にも自転車が走行する場所であることを認識してもらいたい」と呼び掛ける。

 麻生警察署によると、自転車の基本的な通行ルールである「自転車安全利用五則」が昨年11月に改正されたという。「『車道が原則、左側通行』は変わらない。子どもが対象となっていたヘルメットの着用が、今年4月から全世代が努力義務になる。自転車による事故も増えているので、運転には気をつけてほしい」と話している。

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