麻生区 教育
公開日:2023.01.27
川崎市
子どもの体力 回復傾向
全国平均下回るも改善
川崎市教育委員会は、スポーツ庁が実施した「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を先月、公表。市内の体力合計点は小中学生ともに全国平均値より下回っているが、昨年より回復傾向がみられた。
子どもの体力向上に向けた施策に生かすため、全国の小学5年生、中学2年生を対象に行われている実技テストと質問紙による調査。実技種目の測定値を得点化し合計した数値を「体力合計点」として算出している。
市内では小中学生ともに全国平均値を下回ったが、小5女子以外は前回の結果を上回るなど改善がみられた。種目別では小5男子は握力など4種目、小5女子は握力と長座体前屈、中2男子は持久走が全国平均を上回った。運動やスポーツが好き・やや好きと答えた割合はいずれも全国平均より低かったが、授業以外の1週間の総運動量は、小5女子以外は全国平均を上回っていた。
市教委では新型コロナの影響を受けて体力合計点が大きく落ち込んだ昨年より「回復傾向」とみる。学校での活動制限緩和により体育の授業や部活動等に取り組めるようになったことを要因に挙げ「全国水準に戻りつつある」と分析する。今後の体力向上に向け取り組み事例を周知し、活動の充実などを図るとしている。
川崎市スポーツ協会では、市教委の後援を受け子どもの体力づくりに向けたスポーツ教室を行う。「市内の子どもたちの体力不足は以前からの課題。少しでも運動機会を持てるよう企画している」と担当者。市教委はこうした取り組みについて「貴重な地域資源。学校だけでは限界があるので家庭や地域と連携し、活動を充実させる環境づくりを続けていく。その結果体力向上につながれば」と話している。
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