麻生区 社会
公開日:2023.02.03
だるま市に6万人
昨年、地域文化財に
下麻生の麻生不動院で1月28日、伝統行事の「だるま市」が行われた。同院周辺にはだるま販売店や屋台が並び、区内外から訪れた多くの人々でにぎわった。
だるま市は、明治時代から立つようになったとされ、毎年1月28日に初不動護摩供養の縁日として行われている。関東で開かれる旧暦の師走最後の開催で「関東納めのだるま市」とも呼ばれ、昨年には「川崎市地域文化財」に選ばれた。
当日、同院周辺の道路は交通規制が行われ、お好み焼きやフルーツ飴、射的などの屋台が並んだ。出店数は、感染対策で制限された昨年よりも多かったという。境内では、参拝者が家内安全や無病息災を祈り、穴あき銭やだるまを求めた。だるまの購入者には「よよよい、よよよい、よよよいよい」の掛け声とともに火打ち石が鳴らされた。販売店の男性は「今年は午前中から売れ行きがよい」と話していた。
主催者発表で6万人が来場したという。信徒総代の高桑光雄さんは「予想以上の人出。好天に恵まれ、土曜日ということもありにぎやかに開催できた」と語った。
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