麻生区 コラム
公開日：2023.02.10
柿生文化を読む
シリーズ「草創期の柿生中学校」『うれ柿』と学校生活の思い出…その２【3】文：小林基男（柿生郷土史料館専門委員）
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家庭科の研究授業 調理室がないので、渡り廊下の庇を利用して豆腐作りの実習
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第１回運動会(昭和23年10月)全校生徒の演技
部活動と共に、生徒たちが楽しみにしていたのが、運動会やスポーツ行事でした。グランドが整備できるのは、しばらく後になりますので、当初は小学校の運動会に招待参加の形でしたが、ともかく開校２年目には運動会が開かれ、他に体育大会（駅伝を加えた球技大会だったようです）や校内陸上競技大会、そして冬場のマラソン大会などが、行われていました。今と違ってモータリゼーションなど想像もできなかった時代です。交通事故の心配などする必要などないのですから、男子は上麻生から黒川分校（現在は青少年野外活動センター）を往復するコースで、女子は距離を短縮して実施されていました。沿道には地元の人たちが、手桶に水を汲んで待ち構え、応援してくれたと、懐かしそうに語っていただきました。黒川から徒歩通学の生徒もいた時代でしたから、全校参加のマラソン大会がきっちり実施でき、そういう積み重ねが、柿生中学校を全市の駅伝大会での強豪校に押し上げたのでした。
（つづく）
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