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麻生区 コラム

公開日:2023.04.21

区民記者が走る! vol.24 2023年 April
カメの歴史は恐竜なみ

 春の訪れを感じさせる昨今、鶴見川では日光浴中のカメをみかけるようになってきた。飼育歴30年を超える我が家のカメも、日光浴に忙しい。

 カメの歴史は恐ろしく古い。最古のカメの化石は2億2千万年前頃に生息し、のち絶滅したオドントケリス(2008年に中国で発見)のもので、現生のカメと異なり背中(上)側の甲羅が未発達な反面、腹側が発達(硬化)しているという。

 あまり知られていないが、恐竜の化石が発見されるところでは、カメの化石も必ずと言っていいほど大量に発見されている。代表的なもののひとつは、袖ケ浦市吉野田の遺跡で約22万年前の地層から、ナウマンゾウとともに、新種のニホンハナガメやヤベイシガメの化石など190点以上の動物化石が発見されている。(千葉県教育委員会HP)

 なお、カメは長寿で、飼い主より長生きすることがある。人に危害を加える種類もいるので、捨てたりせず、飼うなら遺書にカメのことを書くくらいの覚悟を、という動物学者もいる。

区民記者とは?

地域活動が盛んな麻生区で活動する団体にスポットライトをあてるために、麻生市民交流館やまゆりを運営する認定NPO法人あさお市民活動サポートセンターが中心となって、文章を書くことが好きな区民で活動しています。

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