麻生区 社会
公開日:2023.05.19
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新百合ヶ丘駅前で交通安全を呼び掛け
52人が参加 啓発グッズ配布
5月11日から20日(土)にかけて行われている「春の全国交通安全運動」。麻生区交通安全対策協議会(渡辺孝一会長)ら関係機関は5月11日、新百合ヶ丘駅南口ペデストリアンデッキ下層階で春の全国交通安全キャンペーンを実施した。参加した関係者52人が、通行者に啓発グッズを配布し、交通安全を呼び掛けた。
参加したのは、同対策協議会のほか、麻生交通安全協会、麻生安全運転管理者会、麻生青少年交通安全連絡協議会、麻生区交通安全母の会、麻生地域交通安全推進委員協議会、麻生区町会連合会、麻生区社会福祉協議会の9団体と、麻生警察署、麻生区役所。
今回のキャンペーンのスローガンは「安全は 心と時間の ゆとりから」「かわさきは 安全・安心 まもるまち」。冒頭、渡辺会長は「未来ある子どもたちが悲惨な交通事故で命を失うことがあってはいけない。運転者のマナー向上を強く呼び掛けていきたい」とあいさつした。玉置敏也麻生警察署長は、麻生署管内や神奈川県内の交通事故件数などにふれながら、「自転車に関する事故が増えている。高齢者に関係する事故も著しく増加しており、人身事故の全体の約4割。川崎市内8警察署の中でワースト1位と危機的な状況にある。高齢者に関係する事故を減少させることが、管内の事故を減少させるカギ」と呼び掛けた。
その後、参加者はペデストリアンデッキ下層階に散開し、啓発グッズ500セットを配布して回った。
麻生署によると、今年に入ってからの同署管内の交通人身事故の件数は、5月10日時点で116件と前年より12件増加。1月、3月には死亡事故も発生している。県下では死亡事故が37件で前年よりも1件増えており、全国でワースト5位となっている。
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