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麻生区 社会

公開日:2023.06.30

川崎市
熱中症を注意喚起
梅雨明け後1・7倍に

  • 町内会等に配布したリーフレット=区提供

 暑さ慣れしていない梅雨明け直後に熱中症の救急搬送件数が急増する傾向にあることから、川崎市の環境・健康福祉・消防の3局は、6月から啓発に取り組んでいる。

 環境局が、過去10年間の梅雨明け前後の熱中症救急搬送者数のデータをまとめた結果、梅雨明け直後の1週間は143人から624人に搬送者数が急増していることが分かった。梅雨明け1週目と5週目では、猛暑日日数の合計は12日と同じだが、搬送者数は1週目の方が約1・7倍多く「まだ体が暑さになれておらず、気温の変化に要注意」と話している。

 主な取り組みは、予防方法などをまとめたリーフレットを作成し全町内会・自治会で回覧などを行う。取り組みを通じ【1】暑さを避ける【2】のどが渇かなくてもこまめに水分補給【3】部屋の温度や湿度を確認―の3つを予防習慣にするよう呼び掛けていく。環境局担当者は「日傘や帽子を使ったり室温が28度を超えないようにするなど、今の時期から3つの予防習慣を意識して過ごしてほしい」と話した。

 熱中症の予防動画や調査結果などは「川崎市環境総合研究所チャンネル」「川崎市気候変動情報センター」のウェブサイトで公開している。

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