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麻生区 社会

公開日:2023.10.20

記者まちかど探訪
公園の数 市内No.1
「開発途中」のまちだから?

  • 公園の利活用のためのイベントも開催

 秋晴れの散歩日和も増えてきた中で、ふらりと立ち寄ることも多い「公園」。麻生区を担当するようになってしばらく経つが、感じていたことがある。「麻生区、公園多くない?」。そこで、区内の公園について調査してみた。

 市内7区にある公園の総数は1275カ所。そのうち麻生区内には約27%の349カ所がある。2番目に多い宮前区でも222カ所と、麻生区は断トツ1位だ(令和4年3月31日時点)。

 さらに、市民一人あたりの公園面積は平均4・93平方メートルに対し、麻生区は10・52平方メートル、1平方キロメートルあたりの公園の数は市内平均8・83カ所であるのに対し、麻生区は15・1カ所と、さまざまなデータからも公園の多さが裏付けられている。

 区内の公園の管理を行う麻生区道路公園センターに、その理由を聞いた。職員は「まちを開発する上で公園をつくらなくてはいけないという基準がある。麻生区は市内でも新しい開発途中のまちなので、それに伴っているのかも」と話す。

 公園は、該当街区に住む人が容易に利用できる「住区基幹公園」、動植物公園や早野聖地公園などの墓園を含む「特殊公園」など、目的や大きさによって種別が異なる。麻生区の特徴として挙げられるのは「都市林」、「都市緑地」の多さだ。

 都市林は王禅寺四ツ田緑地や、おっ越し山緑地(上麻生)のような、動植物の生息地である樹林地などの保護を目的とされたものを指し、麻生区内は39カ所と市内の約56%を占める。一方、都市緑地は、まちの自然的環境の保全・改善、景観の向上を目的に配置される。多摩美ふれあいの森などがこれにあたり、市内の約41%を麻生区が有するなど、豊かな自然を誇る麻生区らしい結果となった。

 区内では公園を活用したイベントが目白押し。ぜひ足を運んでみては。

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