王禅寺西に事務所を構える介護事業所「ケア工房・真謝」が10月、県が主催する「令和5年度かながわベスト介護セレクト20」に選ばれ、訪問系サービス部門で、訪問看護、訪問介護の2種でW受賞した。
同セレクトは県内に約2万件ある介護事業所を応援する県独自の取り組み。訪問、通所、居住、入所の4つの部門で審査を行い、サービスの質の向上や人材育成、処遇改善などについて一定の水準を満たした「かながわ認証」を取得した60件の中から、さらに顕著な成果をあげた事業所20件に対し、奨励金100万円が交付される。「頑張れば報われる」という機運を醸成することで、更なるサービスの質向上を目指し、2016年から実施されている。
ケア工房真謝は、17年に訪問介護で訪問系サービスの部で初受賞。19年には訪問看護の部で受賞していた。代表取締役を務める真謝清美さんは「絶対入賞と意気込んでいたので評価がついてきてうれしい。さらに気も引き締まる」と喜びを語った。
今回評価されたのは、職員のサービス向上に積極的に取り組んでいること。職員の医療知識を向上させるため、医師や専門看護師などを講師に招いた研修を行っている。出勤にポイント制を取り入れ景品をプレゼントするなど、楽しい職場環境づくりに注力し、高い職員定着率も評価された。
真謝さんは「スタッフが元気だからこそ利用者たちも笑顔になれる。知識と技術で利用者、家族のケアを行っていきたい」と展望を語った。
区内ではほかに医療法人社団総生会が運営する「総生会ロイヤルホーム」が居住系サービスの部で受賞した。
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