川崎大師仲見世通 参道にパワースポット
川崎大師仲見世通会(羽山宏会長)は先月21日、参道内にある14本の街灯の柱に御守本尊などの金色のプレートを設置した。同会では若者の間で話題となっているパワースポットとして注目を集めてもらうだけでなく、これを機に大師地域の活性化にもつなげていきたいとしている。
川崎大師には正月三が日で約300万人近くが参拝に訪れる。川崎大師仲見世通会では、参拝客にさらに「ご利益」をもたらそうと昨年秋から話し合いを重ね、先月21日、御守本尊と干支を彫ったプレートを街灯の柱に設置した。
御守本尊は、生まれ歳の干支に合わせた8体の守護仏のことを指す。日本でも古来から開運・厄除けの守護神として親しまれている。街灯14本のうち8本には、8体の守護仏「千手観音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)」(子)、「虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)」(丑、寅)「文殊菩薩(もんじゅぼさつ)」(卯)、「普賢菩薩(ふげんぼさつ)」(辰、巳)、「勢至菩薩(せいしぼさつ)」(午)、「大日如来(だいにちにょらい)」(申、未)、「不動明王(ふどうみょうおう)」(酉)、「阿弥陀如来(あみだにょらい)」(亥、戌)をかたどったプレートを、残りの6本には川崎大師の御本尊である「厄除弘法大師(やくよけこうぼうだいし)」と弘法大師空海に帰依するという意味の「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」のプレートを設置した。プレートは川崎大師の昨年最後の「ご縁日」(納めの大師)で、加持(諸仏がその不思議な力で衆生を守ること)を行ったものでご利益があるとされている。
仲見世通で店を営む石川智也さんは「参拝に訪れた人達に触ってもらって、ご利益があれば、また大師に来てもらえるきっかけになるのでは」と地域の活性化にも期待を寄せている。
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