川崎区・幸区 トップニュース社会
公開日:2015.05.22
臨港バス
「さいか屋前」名称継続へ
市民への浸透度、費用負担などが理由
小川町のさいか屋川崎店が今月31日に閉店する中、川崎鶴見臨港バス(通称、臨港バス)は同百貨店の最寄りバス停「さいか屋前」の名称を「そのまま継続する」と本紙の取材で語った。
新川通りにある「さいか屋前」は10系統のバスが通る。同社によると、百貨店がオープンした当初から停留所名として使用してきたという。「さいか屋は川崎のランドマーク。バス停の名前も地域住民に浸透している。簡単に変更するわけにはいかない」というのが継続の第一の理由だ。
名称変更には莫大な費用がかかる点もある。名称を変えるには、停留所標識、バスの方向表示幕、路線図、車内アナウンスなどの変更が必要となる。同社によると変更にかかる費用は数百万から数千万という。
同社では過去、NKK前をJFE前に変更したことがあった。終点であることやJFE側から多少の費用負担があったことなどから変更できたと指摘。当面変更する予定がないことを重ねて強調した。
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