義足体験などが行われる
東京パラリンピック開会式までちょうど１年前となる今月25日、川崎市がパラ機運を盛り上げる催しを、川崎駅前で開催する。体験イベントも数多くあり、主催者は「パラ競技の醍醐味を感じてもらい、身近になれば」と期待を寄せる。
川崎市は今回のパラリンピックを、「未来につながるダイバーシティ（多様性）」と「インクルージョン（様々な人が自分らしく社会の中に混ざり合えること）の象徴」と位置づけ、パラリンピックに重点を置く方針を打ち出している。２０１６年度からこうした理念とともに、パラスポーツや障害への理解促進を図る「かわさきパラムーブメント」のイベントなどを市内各地で展開している。
今月25日の「かわパラ２０１９〜１年前だよ！〜パラ夏まつり〜」は、ＪＲ川崎駅前の商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」（幸区堀川町）のルーファ広場と５階プラザソルで午前11時から午後６時まで開催。
車いすレーサーやシッティングバレーボール、車いすフェンシングといったパラスポーツやスポーツ義足の体験会を実施する。車いすダンスの普及に努めている女優の杉本彩さんによるトークショーや車いすダンスの披露や、車いすラグビーで活躍し、リオパラリンピックでは日本代表アシスタントコーチとして銅メダル獲得に貢献した三阪洋行さんと北京五輪陸上４００メートルリレーで銀メダルを獲得した塚原直貴さんのスペシャルトークステージはハイライトの一つ。このほか、義足の剣士が率いる剣術パフォーマンス集団「魂刀流志伎会」のショーやオリジナル盆踊り「かわパラ音頭」なども行われる。
カルッツでは実行委員主催イベント
川崎区富士見の「カルッツかわさき」では実行委員会が「かわパラ２０１９ カルッツ★パラスポ サマーフェスタ」と銘打ったイベントを午前10時から午後５時まで実施する。車いすバスケやボッチャ、ブラインドサッカーといった競技の体験会のほか、小学生先着１００人を対象にパラスポーツチャレンジと銘打ち、アスリートと勝負するイベントなどを行う。
「富士通スタジアム川崎」では、実行委員会主催の車いすアメフト体験が午後３時30分から５時まで行われる。
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