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特殊詐欺 被害防止へあの手この手 臨港署管轄内で「増加傾向」

社会

掲載号:2021年6月18日号

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高齢者に啓発活動を行う臨港署員
高齢者に啓発活動を行う臨港署員

 川崎臨港警察署管轄内で特殊詐欺被害が相次いでいる。これを受け、同署は高齢者の集会場所や小学校へ出向いて啓発活動を行うなど、注意を呼び掛けている。

 同署によると、5月12日に70代女性の預貯金から87万7千円が引き出される被害が発生。6月11日には80代男性がキャッシュカード4枚をだまし取られ、現金140万円が引き出された。一方、6月8日には川崎区内に住む高齢者からキャッシュカードをだまし取り、現金140万円を引き出した男が同署に逮捕されている。

 神奈川県警が公表する2021年1月から4月までの特殊詐欺の認知件数は昨年比で269件減の379件、被害総額は約4億4900万円減の約6億1000万円。県内は減少傾向にある中、川崎臨港署の今年に入ってからの管轄内の特殊詐欺の認知件数、被害総額は、「増加傾向にある」(同署)という。同署は捜査上の理由などで具体的な数字は明かせないとするが、署を挙げて警戒を強めている。

 特殊詐欺の多くが、警察官や役所職員を語り、キャッシュカードを取りに来る手口だ。同署では被害を未然に防ごうと、啓発活動に力を注ぐ。6月7日には、川崎区池上新町の冥加公園に集まる老人クラブのもとを訪れ、特殊詐欺が増えている状況を説明。ビラを配りながら「詐欺犯は100件、200件と電話をしている。銀行員と名乗る人が自宅に来ても絶対にカードを渡さない」よう注意を促した。また、孫世代から祖父母に注意を呼び掛けてもらおうと、小学校3校での交通安全教室を利用し、啓発チラシを配布。パトカーの巡回による注意喚起のほか、川崎署とも連携し、市教育文化会館での新型コロナワクチン接種の利用者に、被害防止の広報活動を行っている。
 

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