神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2021年7月16日 エリアトップへ

太鼓指導、子ども食堂などさまざまな活動で地域の子どもを見守る 五十嵐 努さん 幸区戸手本町在住 71歳

公開:2021年7月16日

  • LINE
  • hatena

慕われる強面おっちゃん

 ○…人呼んで五十嵐のおっちゃん。太鼓指導者として地域の子どもたちを教えるうちに南河原小学校でのナシ栽培、子ども食堂にも携わるようになった。関わる子どもは年間400人にも上るという。中にはネグレクトされた子や、「ヤンキー」など、心に傷を抱えた子もいるが、子どもとの付き合いはあくまで子ども目線で。「教育者じゃないから答えは教えない。一緒に学ぶというスタンス」で、あくまで「地域のおっちゃん」を貫く。

 ○…文京区出身。東芝への就職を機に川崎に住まいを構えた。「地域で働く人」として小学校で授業を行い、少年野球のコーチにも就任。地域に繰り出すのに時間はかからなかった。子育てでは保育園や学童の父母会、子ども会、PTAなどに関わった。頼まれたら断れない性格だけに、活動の幅が広がったという。童心に帰れるのは、子どもの頃、実家の中華料理店の手伝いが忙しかった経験から。「遊びへの渇望感かな」と笑う。

 ○…中でも「多摩川太鼓」は立ち上げて20数年になる。もともと太鼓は趣味だったが、約30年前の河原町団地20周年事業の太鼓演奏で指導する立場になった。それをきっかけに、こども文化センターや、近隣小学校への出前授業などを行うようになっていった。現在メンバーは約30人。今は叶わないが「地域の祭りで大人から『ありがとう』と感謝されたときの子どもたちの誇らしげな顔を見られるのがこれまで続いてきた原動力」だ。

 ○…子ども食堂がスタートして約4年。「強面のおっさんが店先にいて子ども無料って、最初はやばい店って思われてたかな」と笑う。子ども食堂だけでは貧困問題はなくならないが、活動を通じてサポートはしっかりしていきたい。

川崎区・幸区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

加藤 和男さん

3月19日付けで川崎警察署長に就任した

加藤 和男さん

川崎区在住 59歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

少年消防クラブ指導者として総務大臣表彰を受賞した

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

川崎区桜本在住 78歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

杉山 孝博さん

社会医療法人財団 石心会理事長を務める

杉山 孝博さん

幸区在勤 76歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook