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公開日:2022.04.01
幸警察署
きょう1日、「御幸号」始動
市内初、アクティブ交番
幸警察署(長谷善明署長)管轄内で、きょう1日から、交番機能を兼ね備えたパトカー「アクティブ交番 御幸号」の運用が始まる。3月31日で廃止された幸町交番の担当地区内の治安対策として整備。地区内3カ所で開設するとともに、機動力を生かし、パトロールも行う。
神奈川県警は交番勤務員の適正配置や施設の老朽化などを理由に、2020年度から10年計画で交番の統合を進めている。廃止された幸町交番は1968年3月に御幸警察署幸派出所として設置。2019年当時、同交番の事件事故取扱い数は県内交番470交番の内、394位の扱い数で、交番の老朽化も進んでいたことから、近隣の河原町交番に統合された。県警は交番統合後の治安対策としてアクティブ交番を導入しており、「御幸号」は川崎市内初の運用となる。
車両から庇を出し、机と椅子を設置し、交番と同等の機能を有する。松山一久地域担当次長によれば、交番との違いは休憩所とトイレがない程度だという。警察官2人と交番相談員1人で運用し、あらかじめ定められた開設時間、場所で交番同様に遺失物拾得物の届出、各種相談の受理、防犯啓発などを実施。事件・事故が多発する場所での駐留警戒、登下校時間帯の通学路などでの見守り活動、夜間パトロールなども行う。
開設場所はソリッドスクエア敷地内(堀川町)、延命寺駐車場(都町)、円真寺駐車場(幸町)の3カ所を予定。週5日、午前と午後の各2時間で運営する。場所は幸警察署ウェブサイトで告知される。同署によると今後、敷地の提供など、地域の要望を踏まえ、開設場所は変更する場合があるという。
長谷署長は「幸町交番廃止後、不安に思う人もいると思うが、御幸号がその穴を埋め、地域の安全・安心を守っていく」と決意を語った。
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