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公開日:2022.04.08

川崎署
警察功労章に國分警部補
交通部門で尽力、市内唯一

  • 賞状を手に笑顔の國分さん

 警察庁長官が、業務に功労があり、模範となる警察官を表彰する全国優秀警察職員表彰。市内で唯一、川崎警察署交通課警部補の國分(こくぶん)範夫さん(59)が選ばれ、警察功労章を受章した。國分さんは「これからも市民、県民の要望にしっかり応えていきたい」と誓いを新たにする。

 警察内の表彰で最高名誉である同章。毎年3月に表彰が行われる。全国約29万人の警察官の中で、今回は95人が受章。県内受章者は5人。

 國分さんは中原区出身で1986年に神奈川県警入り。2005年から交通警察業務に携わる。これまで交通事故係、交通指導係(取り締まり)、高速道路交通警察隊、運転教育課(免許)、交通総務係などを務めてきた。交通部門にいると死亡事故は避けれらない。悲しみ、混乱する遺族にいかに寄り添うかに気を配った。「話を聞く」という警察官としての信条がここで生きた。事故の悲惨さを知るからこそ、交通違反の取り締まりで違反者や、免許講習の時などに安全運転の大切さについて、しっかり伝えることを心がけてきたという。

 豊富な知識と経験から、酒気帯びなど悪質な交通違反の検挙、運転免許行政の推進に寄与し、表彰に推薦された國分さん。交通警察の運営全般に抜群の功績を残した点が評価された。本来、警察庁長官からの表彰だが、コロナ禍のため、神奈川県警察本部(横浜市)で伝達式があり、3月25日、警察本部長から賞状を受け取った。

 國分さんは、「目立つ違反検挙や事故の扱いはなく、地味な活動しかしていないのでびっくりした。地道な活動をする人たちの代表で受け取ったと思っている」と話す。一方で、3月8日付の表彰に「誕生日なんです。今までで最高のプレゼント」と笑顔を見せた。

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