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川崎区・幸区版 公開:2023年11月17日 エリアトップへ

神奈川県中学駅伝 塚越中が2連覇 津坂主将、区間賞の力走

スポーツ

公開:2023年11月17日

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両手を挙げてゴールするアンカーの角舘さん
両手を挙げてゴールするアンカーの角舘さん

 第45回神奈川県中学校男子駅伝競走大会が11月3日、横浜市の横浜八景島・海の公園周回コース(男子=6区間、19・95キロ)で行われ、幸区の塚越中学校が1時間3分37秒で2連覇を達成した。2位には川崎区の川中島中学校が輝いた。

 県内から58の中学校が参加し健脚を競い合った。優勝した塚越中は全国大会の出場権を獲得、川中島中学校も4位以上に与えられる関東大会への切符を手にした。

 塚越中は、1区の溝井勇武氣選手(3年)が混戦の中、37位でタスキをつなぐと、2区の津坂嘉人選手(同)が区間1位となる記録で走り2位に順位を上げる。3区小森友翔選手(2年)が3位に順位を落とすが、4区永嶋明育選手(3年)が首位を奪い、5区竹本翔太郎選手(同)、6区角舘歩樹選手(2年)が最後まで首位の座を譲らず逃げ切った。

 チームを率いた戸井田晋監督(37)は「走った6人は自分たちの力以上の走りをしてくれた。走れなかった部員も練習で刺激を与えあってきた。チーム全員で掴んだ優勝」と選手を称えた。

 1区で37位と出遅れた塚越中だが、2区で主将の津坂選手の力走が光った。「タスキを受け取ってから、先頭の背中を追いかけて一生懸命走った」と津坂さん、「全国大会という目標を達成できてうれしい」と喜びをかみしめた。

 全国大会は、12月17日に滋賀県で開かれる。昨年、14位と悔しい結果に終わった塚越中は、8位入賞を目指す。

川中島中、貞包さんが6人抜き

 川中島中は、チームの絶対的エース・貞包昴弥選手(3年)をアンカーに勝負に臨んだ。

 レースは、1区の石渡晴基選手(3年)が16位と好スタートを切ると、2区酒井大空選手(2年)は8位、3区立花冬虎選手(同)は14位、4区吉村明日翔選手(3年)は7位、5区の堂前奏太選手(1年)が8位でタスキをつなぐと、6区アンカーの貞包選手が期待に応える6人抜きの走りで2位まで順位を押し上げた。

 陸上部顧問の藤田貴子教諭は「1年生もメンバー入りする中、しっかりとみんなでつなぐことができた。アンカーも6人抜きでみんなの期待に応える走りをしてくれた」と振り返った。関東大会は12月3日に千葉県で開かれる。川中島中は、昨年7位入賞を果たし、今年も入賞を目指す。

中継地点でタスキをつなぐ川中島中
中継地点でタスキをつなぐ川中島中

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