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川崎区・幸区 社会

公開日:2026.09.18

乳幼児の命を守る術学ぶ 臨港署で親子救命教室

  • 気道異物の除去を練習する参加者

    気道異物の除去を練習する参加者

 9月9日の「救急の日」や救急医療月間にあわせ、臨港消防署(福本照夫署長/川崎区池上新町)は9月11日と12日の2日間、乳幼児の事故予防と応急手当を学ぶ「親子救命教室」を同署で開催した。3歳以下の子どもを持つ親を対象に行われ、2日間で計14組の親子が参加した。

 厚生労働省の統計(2017年〜21年)によると、0歳児の不慮の事故による死因の約8割を窒息が占めているという。講義では、生後5〜6カ月頃から物を何でも口へ運ぶ行動特性や、トイレットペーパーの芯(直径約4センチ)を通る大きさの玩具、球形の食品、ボタン電池、医薬品などは誤飲の危険性が高いと説明した。

 実技講習では、家庭内で万が一の事故が起きた際の迅速な初期対応を実践した。気道異物の除去法として、うつぶせで肩甲骨の間を手のひらの付け根で叩く「背部叩打法」、あおむけで胸骨下半分を圧迫する1歳未満への「胸部突き上げ法」、1歳以上を対象にみぞおちの下を上方へ圧迫する「腹部突き上げ法」の3つの手法を丁寧に指導。さらに乳児の人形を使い、胸の厚さの3分の1が沈む強さで行う胸骨圧迫や人工呼吸、未就学児用パッド・モードを用いたAED(自動体外式除細動器)の操作など、子どもの発達段階に応じた心肺蘇生の流れを体験した。

 9カ月の長男と参加した服部華子さん(31)は「看護師をしており、大人の心肺蘇生については経験があるが、子どもはないので学びに来た。力加減や実際の手順が確認できて非常に参考になった」と話していた。

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