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公開日:2026.08.28

川崎総合科学は「廃止」 高津 中高一貫に

  • 川崎総合科学は「廃止」 (写真1)

 川崎市教育委員会は8月21日に開かれた市議会文教委員会で、市立学校5校の再編に向けた検討状況を報告した。川崎、幸、橘、高津の4校は学科などが大幅に再編となり、川崎総合科学は実質的な廃止となる。

 市立高校を取り巻く環境は急激に変化している。少子化で市内の中学校卒業者は2040年までに2割の減少が見込まれているほか、私立高校授業料の無償化により公立高校の志願者減少が加速している。

 また既存の専門学科や定時制課程では定員割れが頻発。大学や専門学校への進学者が増加するなど、当初の設置目的と生徒の進路状況との間にミスマッチが生じている。市はこうした課題に対応し、これからの社会をリードし、地域を支える人材を育成するため、各校の機能向上や転換を図る。

 高津高校(高津区)は全日制普通科の中高一貫教育校へと生まれ変わる。国際的な視野を育む教育プログラム「国際バカロレア教育」を導入し、探究的な学びを深める。老朽化した校舎は改築を行い、新校舎の完成とともに1期生を受け入れる方針だ。

 幸高校(幸区戸手本町)は不登校経験者の増加など現代の多様な学習ニーズに対応するため、学びを柔軟に選べる学校となる。高津、川崎、橘の定時制課程を同校に集約し、午前・午後・夜間の3部制とするほか、31年度には新たに通信制課程を設置。現在のビジネス教養科は29年度の入学から募集停止となる。

 橘高校(中原区)はスポーツ科に専門科目を設けて充実を図りつつ、科目の枠組みを超えて学習する「新たな普通科」を30年度に設置する。

 川崎高校(川崎区中島)は普通科、福祉科、生活科学科、定時制普通科の体制から、普通科のみの中高一貫校となる。また中学と高校が一つの学校として一体化する中等教育学校への再編も検討を行う。

総合科学跡地に高専

 川崎総合科学高校(幸区小向仲野町)は市立高校としての役割を終える。定時制が28年度、全日制が29年度の入学から募集停止となり、跡地は「高等専門学校(高専)」として30年度から新たに利用される予定。

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