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公開日:2026.09.11
関東大震災朝鮮人虐殺 歴史直視の思い、桜本で 追悼集会で実態と課題共有
1923年9月の関東大震災直後に発生したデマなどで虐殺された朝鮮人らを追悼する集会が今月6日、在日大韓基督教会川崎教会(川崎区桜本)で開かれ、参加者は祈りと献花を捧げた。韓国国会で「関東大地震朝鮮人犠牲事件の真相究明及び犠牲者の名誉回復に関する特別法(関東事件法)」が可決されたことを受け、参加者は真相解明と歴史に向き合う取り組みの重要性を改めて確認した。
川崎では、同震災で朝鮮人や朝鮮人と間違われた日本人12人が死傷したことが当時の新聞報道などで明らかになっている。一方で流言飛語や暴徒から守るために、新田神社に保護・収容された記録もある。
この日は集会を主催した川崎在日コリアン生活・文化・歴史研究会代表の山田貴夫氏が被害実態を解説。山田氏は、大火災を免れた川崎は東京や横浜に比べパニックや殺戮に至る危険性が比較的少なかった環境にあったとし、そうした状況下でもデマや排外主義で虐殺が発生してしまった点に言及した。現代のヘイトスピーチにもつながる排外主義の危うさを指摘し、「こうした日本社会の課題を改めて肝に銘じ、記憶を振り返ることが必要」と訴えた。
「日韓和解と平和プラットフォーム」事務局員の金聖泰氏は韓国で成立した特別法の意義と今後の課題を報告。同法が犠牲者の真相究明や追悼空間・歴史館の整備などを目的としていると紹介した。法成立の背景には、100年以上にわたる遺族や日韓の市民運動に加え、在日映画監督らによる地道な記録・真相究明の運動が国会を動かした経緯があったと説明。「歴史を正しく理解し未来へ繋ぐためには、公的な資料の丁寧な確認と収集が欠かせない。日本側で保管されている関連資料の確認など、真実の解明に向けた協力や対話が進むことが期待される」と述べた。
川崎市出身でラッパー・詩人のFUNI氏による追悼パフォーマンスでは、関東大震災を目撃した作曲家・尹克栄(ユングギョン)氏の童謡「半月(パンダル)」の合唱や事件への思いを現代の言葉で綴ったオリジナルのラップ曲が披露された。
集会に参加した大学講師の小田切督剛さん(57)は韓国で決議された特別法について触れ「在日の映画監督の地道な努力が韓国国会を動かし、感慨深い。真相究明される動きになってもらいたい」と語った。
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