南区相模大野在住の漫画家・望月あきらさんの作品展が来月1日(金)まで、ギャラリー誠文堂(中央3の7の1)で開催されている。
「手塚治虫先生に憧れて、漫画家になると決めた」。小学3年生で手塚治虫さんの『新宝島』と衝撃的に出合い、この世界に入ると決めた望月さんは昭和32年デビュー。多くの少女マンガを執筆し、中でも『サインはV!』(講談社)や『ゆうひが丘の総理大臣』(秋田書店)は大ヒット作。同期には赤塚不二夫さん、石ノ森章太郎さんらがいる。
一大ブーム感動再び
東京オリンピックで一躍脚光を浴びたバレーボールをテーマに描いた『サインはV!』は、望月さんにとって初めてテレビドラマ化された作品。「最初は人気がなくて、連載がストップしそうだった」が、次第に人気が急上昇。ドラマは40%を超える高視聴率と、一大ブームを巻き起こした。
会期中は『サインはV!』をはじめ多数の原画を展示・出品。近年手がける、ヨットハーバーなどの風景画(水彩)も並ぶ。時間は10時〜19時(土曜は13時〜)、日曜休廊。今月25日(土)と7月1日は望月さんが来廊する予定(14時〜)。詳細は同ギャラリー【電話】042・756・3178まで。