住まいの売却を検討する人が増えています

　不動産価格の上昇や住宅ローンの金利変化を背景に、コロナ禍以降、住まいの売却を検討する人が増えているという。特に「買い替え」を軸とした住み替え需要が強く、売り手にとって有利な市場環境が続くが、住宅需要の先行きや金利の動向など不透明な要素も多く、売り時や資金計画には慎重な判断が求められ専門性が求められる。

大切なのは「どこに頼むか」ではなく「誰に頼むか」

　相模原市で生まれ育った「さがみっ子」。大手建設不動産会社で約20年の実務経験を積み、2024年に独立し日本土地企画株式会社を設立。その「場所」・その「時」・その「人」に合った提案を重視している。

　不動産を取引する際、不動産会社に相談する人が多い。大きなお金が関わる不動産取引を託す相手は、専門的な知識、誠実な対応、明確な説明能力を持つ人（または会社）が理想的。その条件ピッタリくるのが「日本土地企画株式会社」（相模原市中央区小山）の淵上敏行社長。その人物像に迫る。創業からわずか1年余りでありながら数多くの実績を残す理由が見えてきた。

夢を追った20代

　地元・相模原で生まれ育った淵上社長は専門学校卒業後、住宅設備機器の会社にアルバイトとして入社。定職に就かなかったのは「夢があった」から。「音楽で飯を食っていきたい」という夢があった。音楽が大好きでイベントをプロデュースしたり、DJを志した時期もあった。「レゲエミュージック」発祥のジャマイカに留学した経験もある。

　社内には「夢」を追いかけていたその頃を思い起こさせるレコードジャケットがさり気なくディスプレイされている。「30歳までの10年間は経験値という意味合いでは後悔していない。むしろ誰にでもできないあの時の経験が今に活きてきている」

「青天の霹靂」だった「がん告知」

　30歳を前にして大手建設不動産会社に就職。以来、約20年の実務経験を持つ。数多くのプロジェクトや不動産売買に携わり、営業所長を任せられるなど順風満帆だったサラリーマン生活を送っていたが、肩に痛みを感じ病院を受診。2022年秋に「がん告知」を受けた。「晴天の霹靂だった」

　翌月から抗がん剤を6回投与。闘病中、自分に向き合った。「やりたいことをやらなければ後悔する」という自身の心の声に促され24年春に独立を決意。その年の年末に「日本土地企画（株）」を起業した。

その「場所」・その「時」・その「人」に合った提案

　プロとして心掛けていることがある。「その『場所』・その『時』・その『人』に合った提案」をすることだ。

　「お客様は十人十色。不動産を所有している方の思いを汲まないといけない。話を聞かないとわからない」。プロとして沢山ある選択肢をすべて開示し、メリット・デメリットを伝えたうえで、お客様が希望する形により近付けるためのサポート役を自認。「お客様と一緒に考える」スタンスが身上だ。

　以前、新築物件を案内していた際、「『この物件お勧めですよ』と言ってこないんですね」と言われたエピソードを披露。「お客様が『欲しい』と言われれば、それに対してお手伝いはしますし、『見たい』と言われれば、その希望に応じたお手伝いを全力でします」

　周辺相場に精通している、全ての可能性を開示する、デメリットも正直に伝える、契約は急がせない。立ち位置は常に顧客側。そんな人に託したい。

ロゴマークにある赤い丸の意味

　会社を立ち上げるにあたって作ったロゴマークは、4つの丸で構成されている。それぞれが東西南北を表し、そのうちのひとつは赤色。これは東の空から昇る「太陽」を表しているという。

　社名の通り相模原市のみならず日本全国に「不動産を通して笑顔と豊かさを。」という言葉を目標に掲げる淵上社長の心意気を垣間見ることができる隠れたエピソードだ。

日本土地企画株式会社

神奈川県相模原市中央区小山2丁目6番38号

TEL:042-703-1618
FAX:042-703-1619

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