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中央区区民会議で会長を務める、青山学院大学教授 飯島 泰裕さん 緑区橋本在住 50歳

公開:2012年5月10日

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文理融合を社会に活かす

 ○…区制誕生とともに、まちづくりの方向性を話し合う区民会議が設けられた。メンバーは地区の代表者や学識者、公募選出者ら25人。約2年間、会長として協議をまとめ、今年3月に区ビジョンを市に答申した。会議を重ね、まちに数多くある「売り」に気付く。「点在していてつなぐ仕掛けがない。組み合わせればもっと発信力をもつ」。区のめざす将来像には「つなぐ」というキーワードが光る。

 ○…社会情報学部で教壇に立つ。社会に出て研究員を務めていた頃、大学時代に経営学とコンピューター工学の両者を学んだ経験が役立った。と同時に、営業=文系、研究=理系と、文・理系でセクションを区切る日本の企業体制では、ビジネスが弱体化すると感じた。IT技術(理系)と経営(文系)を融合させた授業で、垣根に囚われない真に社会に役立つ人間を育む。

 ○…振り返ると赤面する幼少期。百科事典を手に授業が正しいか調べる「変わった」小学生だった。高校生でパソコンと出合い虜に。コンピューター関連の職に就くため青学の経営工学科へ進学。大嫌いな簿記を学ぶ日々は苦労したが、その経験がなければ今はない。「嫌なことでも人生に大きな意味を持つこともある」。指導する立場となり学生には「やりたくないことでもやってみること」と唱える。

 ○…「人生10年に1度、歩いている道が正しいか考えることが大事」。社会人10年を迎える頃、金沢大学で文理融合の授業をしないかと声がかかる。恩師の言葉も後押しし、転職。大学では授業の傍ら、金沢市の情報化に尽力。ITを通じた地域政策を展開した。この実績を買われメンバーとなった区民会議も、7月で任期満了。区ビジョンが、区・市政にどう反映されるかが今後の焦点だ。「魅力をつなげ発信する仕組みを考えなければ」。広い視野で区の未来を見守る。
 

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