(株)つるや呉服店社長で、このほど「にこにこ星ふちのべ商店会」の会長に就任した 萩生田 康治(やすはる)さん 淵野辺在住 45歳
地域結束「話題溢れる」町に
○…主に淵野辺駅周辺の73店が加盟する「にこにこ星ふちのべ商店会」の会長に5月の総会をもって就任した。発足から約30年にも及ぶ歴史ある商店街のリーダー。役員の若返りを図る目的で白羽の矢が立った。「銀河をかけるまち」をテーマに活発な地域活動で有名な商店街だけに、「責任の重さを感じます」と表情を引き締める。
○…生まれも育ちも淵野辺だが、まさに国際色豊かな人生だ。高校では1年半もの間、米国に語学留学。英語が上達し、縁あってボーイスカウトの日本代表としてバルセロナ五輪の青少年派遣団に。大学卒業後は埼玉県の呉服店に勤務する傍ら長野五輪のエスコートスタッフを務めた。実家の呉服店に戻ると「旅に出たい」と自転車で単身沖縄へ。その帰りに日韓W杯をPRする学生と知り合う。翌年、そのつながりで韓国から招待され、日本団長として同国を自転車で一周した。その後、国際協力を行うJICAのボランティアでモンゴルに赴任しストリートチルドレンの教育活動に従事。今では英語とモンゴル語が通じる店として、多くの外国人が訪れる呉服店となり人気を博す。
○…妻と小学6年生の息子1人の3人家族。無類のオートバイ好きでカスタマイズしたり、ときにはツーリングをすることも。最近の趣味はランニング。週2、3回は早朝汗を流す。10月には水戸市のフルマラソンに参加する。会長となって付き合いが増える中で、「お酒は節制して頑張っています」と白い歯を見せる。
○…これまでの国際経験、とりわけモンゴルでの経験から地域力の土台は人々の結びつきだと痛感した。会長に就いた今、従来の商店街活動を継承するとともに近隣大学をさらに巻き込み、切れ目のないイベント開催などを通じて地域の結びつきを強めながら、常に「話題溢れる」町づくりに励む。そして最後に、力強く言い切った。「市内の商店街をリードしていきたい」
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