さがみはら中央区版 掲載号:2017年9月21日号
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花咲徳栄3年佐々木さん(市内在住) 甲子園優勝支えた立役者 次は「大学で日本一」誓う

スポーツ

練習から帰宅後、元気に取材に応じた佐々木さん(上)甲子園ではコーチャーとしても活躍
練習から帰宅後、元気に取材に応じた佐々木さん(上)甲子園ではコーチャーとしても活躍
 史上最多の本塁打が飛び出すなど激戦を生んだ今夏の全国高校野球。その頂点に輝いた花咲徳栄高校で、陰ながらチームを支えたのが、市内在住の佐々木将太さん(3年)だ。佐々木さんは控えの捕手でありながら、相手チームの選手、戦術を分析する役割を担い、同校の初優勝に大きく貢献。チームの貴重なデータマンとして、大いに存在感を発揮した。

 佐々木さんは草野球チームに所属していた父・茂さんの影響で野球をやり始め、小学4年生から本格的に取り組むように。清新中時代は相模原北ボーイズに所属し主に捕手として活躍した。そのボーイズのコーチの知人に花咲OBがいたのが契機となり、同校の練習会に参加。その選考によって入部を果たした。 

 入部してすぐ、当時の3年生が甲子園の切符をつかむと、それから2年連続での出場を成し遂げた。「強い高校とは知っていたけど、改めて実感した」と振り返る。苦労したのは練習よりも寮生活。寮が狭かったり、共同生活のため、常に気を配って行動するのが大変だったという。そんな中で正月など年に2、3回は実家の相模原に帰省。家族や地元の友人たちとの再会で休息を取り、力に変えていった。

 岩井隆監督からデータ分析の役目を任されたのは今年5月。レギュラーになれない結果となり、悔しさと残念な思いが募ったが、プレー以外でもチームに貢献したいという使命感から気持ちを入れ替えた。データ分析では相手チームの試合のDVDを繰り返し見て、投手の特徴、球種、球筋、打線を研究。集めたデータから攻め方を伝え、それが試合で奏功し、結果が出ると、チームメイトから感謝の言葉をかけられた。

決勝前夜は「中村対策」に没頭

 自身が入部して3年連続の甲子園出場となった今大会は破竹の勢いで勝ち進み、準決勝では延長戦の末、東海大菅生との激闘を制した。決勝の相手は広陵。目下の課題は、大会通算本塁打6本の新記録を樹立した中村奨成の対策だった。決勝前夜、佐々木さんは投手、捕手と共に試合映像を何度も見て「中村対策」に没頭した。相手は中村ただ一人。研究は深夜まで及んだ。「菅生に厳しい状況で勝ってすごく自信になり、チームに勢いがあった。あとは中村をどう抑えるかだけだった」。対策の甲斐があり、試合は14対4で大勝。中村には3安打を許すも、今大会初三振を含む2三振を奪うなど結果で示した。優勝を遂げ、チームメイトが一斉にマウンドに集まったときは頭が真っ白に。「日頃から日本一とかけ声をしてきて、それが実現できて、夢じゃないかと思った。嬉しさだけが込み上げてきた」と回想する。その後はたくさんの祝福のメールが届き、「いろんな人たちに応援されてたんだと、改めて感じた」。

 高校野球は終わりを告げたが、大学でも野球を続ける。退寮したため、自宅から片道2時間かけての登下校。授業が終われば、グラウンドで練習に明け暮れる。大学では高校で果たせなかった、捕手でレギュラーの座をつかむつもりだ。「(データ分析で)試合中に相手の癖を見抜く力が身に付いたので、それを生かしたい」とした上で、「大学でも日本一を取る。これを目標にしていきたい」と力強く言い切る。

 甲子園優勝を縁の下で支えた佐々木さん。その経験はきっと、次のステージで、大きな成果となって輝きを増すはずだ。

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