夏休みが明け、2学期が始まるこの時期は「学校に行けない」子どもが増える傾向がある。思い悩み、自ら命を絶つ子どもも全国的に少なくない。そこで、区内でフリースクール「鈴蘭学園」を運営し、不登校児の心のケアに努める中村鳴美さんに子どもたちへのアドバイスを聞いた。
中村さんによると、学校に行きたくないと感じたらまずは休むことが重要だという。親も子どもの異変に気が付いたら無理に学校に行かせようとせず、今までの子どもの頑張りを認め、褒めた上で子どもの気持ちに向き合う時間をつくることが大切になる。中村さんは「少しでも兆候が見えたら、見過ごさずすぐに対応してあげてください」と話す。
市の青少年相談センターや各種の電話相談、フリースクールなど第3者の協力を得ることも心の回復への第一歩となる。中村さんは「近年、学校での居場所に疑問を感じたり、漠然とした不安から不登校になる子どもも多い。フリースクールや塾など学校以外の選択肢もあるので不安に思う必要はありません」とメッセージを送る。鈴蘭学園では不登校に関する相談を受け付けている。問合せは同園HPまたは、【携帯電話】080・6577・1545へ。
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