相模原から世界へと駆け上がる―。
ウォータースポーツの一つである「ウェイクボード」のプロ選手で、上溝中学校に通う片野柚斗さん(3年)が、8月30日から徳島県で開催される世界選手権大会に参戦する。世界大会への参戦は自身初となる。
ウェイクボードはアメリカが発祥で、船に繋いだボードに乗り、船が起こした波を利用してジャンプや回転などの技を披露するウォータースポーツ。片野さんは父親の影響で小学4年生の頃に同競技をはじめ、今年1月には市内で初めてのプロ選手となった。
片野さんはプロに転向後、タイのプーケットなどで練習を積み、5月に(一社)日本ウェイクボード協会が主催するプロツアー第1戦に参戦した。だが、「これでいけるだろう」という慢心さに加えプロの洗礼を浴び、予選敗退。悔しさを味わった。初のプロツアーを振り返り片野さんは、「アマチュアとの空気感の違いを感じた。技術だけでなくメンタル面も鍛えていかなければいけないと思った」と話す。
その後、迎えた6月のプロツアー第2戦。普段の練習場所である山中湖での開催で本来の力を発揮した片野さんは、並み居る強敵を押さえ3位で表彰台に。先日兵庫県芦屋市で行われた第3戦でも4位に入賞した。現在はプロツアーランキングで6位と堂々たる結果を残している。
本日30日から9月2日にかけて開催される「第30回ウェイクボード世界選手権大会」。同大会には、片野さんと同年代のトッププレーヤーも数多く参戦する。「世界で自分がどのレベルにあるのかを知りたいし、世界大会の出場は初めてなので刺激をもらいたい」と意気込む片野さん。将来見据えるは世界の頂きだ。
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