さがみはら中央区 文化
公開日：2019.01.24
弥栄高合唱部、全国へ
男女のハーモニーで魅了
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教育長賞を受賞した同部のメンバーと顧問＝18日、同校
弥栄高校合唱部が、昨年12月に行われた「神奈川県高等学校合唱祭」で最高賞にあたる教育長賞を受賞した。同部は今年８月、全国高等学校総合文化祭（総文祭）に神奈川県代表として出場する。これは同部が５年前に混声合唱になって初の快挙。
同合唱祭は、県高等学校総合文化祭の一部門で、全国への派遣校を決める選考会を兼ねている。同部は同合唱祭において、昨年まで３年連続で２位と悔しい思いをしてきた。その雪辱を果たすべく臨んだ今回は、谷川俊太郎の詩にメロディーを付けた『天使のいる構図』の５番を披露。男女の美しいハーモニーで、ホール全体を自分たちの歌声で包みこんだ。受賞時について部長の北山ひかるさん（２年）と副部長の播馬琴羽さん（同）は、「とても嬉しかった。みんなで歓声をあげ、泣いている部員もいた」と振り返った。
ペア練習で実力伸ばす
同合唱祭での曲が決まったのは10月の上旬。本番までの約２カ月間について、北山さんは「他の演奏会の練習もあり忙しかったが、少ない時間で詰めて練習してきた」と振り返った。限られた時間で確実に実力をつけるため、同部は昨年から、ペアを組んだ１年生を２年生が指導する「バディ練習」を取り入れた。１年生だけでなく教える側の２年生も、指導の観点から改めて曲と向き合うことで自身の成長につながり、その成果が今回の合唱祭で結実した。
８月の全国総文祭には次の代が中心となって出場。現メンバーで歌い上げる同曲は、３月27日（水）に和光大学ポプリホール鶴川で行われる同部の定期演奏会で鑑賞できる。
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