父はオールブラックス(ニュージーランド代表)50キャップを誇る世界的名プレーヤー。自身もスーパーラグビーに所属するサンウルブズでは若くして共同キャプテンを任されており、父の背中を追うように名CTB(センター)への道を歩み続けている。
4年前、日本中が熱狂した南アフリカ戦の「奇跡」。リトル選手はニュージーランドで実際にこの試合を観ていたといい、「世界中が驚いた。選手たちがベストプレーをしたからこそ」と話す。W杯開幕が近づくにつれて日本のラグビー熱が高まっていることも感じており、「フィジー代表にも勝つことができたし、確実にレベルアップしている」とチームを分析する。
鍵はスコットランド戦
現日本代表の多くがサンウルブズでのチームメイト。特にラファエレティモシー選手(神戸製鋼)と田村優選手(キヤノン)のプレーに熱い視線を送る。「二人とも世界レベルのSO(スタンドオフ)だし、この二人が上手くチームを引っ張れば結果がついてくる」。日本は予選リーグで、ベスト8常連の強豪・アイルランドやスコットランドと同居。自国開催での予選突破には「最終戦のスコットランド戦がカギを握る」。チームの特長であるテンポの速いラグビーを展開すれば決勝トーナメント進出は可能だとし、友人らも多い日本代表選手に「すべてを出し切ることが大切」とエールを送った。
前回大会王者で、出身国でもあるニュージーランドの強さの秘訣については「幼い頃からラグビーに親しんでいて、チャレンジ精神が高い。チームや仲間のために自分を捧げる選手が多いことも強み」と話すリトル選手。自身はニュージーランドのほかイタリアやフィジーにもルーツを持ち、将来の日本代表入りも騒がれるが、応援したい国を問われると「国よりもラグビー自体を観るのが好き」と苦笑い。W杯では各国のスタイルを観て戦術を学ぶなど、向上心も尽きることはない。
「雰囲気を楽しんで」
代表レベルで活躍を続けるリトル選手をして「世界トップレベルの集まり。出場すること自体が誇り」と言わしめるW杯。開幕までいよいよあと8日。日本代表に向けては「良いプレーをしてくれることを心の中で信じている」とし、最後に「ラグビーのルールが分からなくても会場の雰囲気を楽しめる。ぜひ実際に試合を観に行ってほしい」と読者へ呼びかけた。
|
<PR>
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
新人にマナー研修4月21日 |
|
|
|
|
|