リフォーム増改築専門店のニッカホームのグループ会社、ニッカホーム関東(河合晃司社長)が、地域貢献プロジェクトの一環として特別養護老人ホーム幸園(草薙喜義理事長/南区相模大野)を訪れ、無償で自動水栓への交換を行った。
コロナ対策に
世界で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症防止のため、リフォームのノウハウを活かして地域の役に立てることを考えていた同社。
そこで、感染予防に効果がある「手洗い」の際、水を出したり止めたりする蛇口のつまみやレバーに触れずに済むよう、手を差し出すと自動で水が流れる「センサー式水栓」に無償で交換するプロジェクトを思い立ったという。
感染防止に細心の注意を払っている高齢者施設や保育施設などへの声がけを検討したところ、同社スタッフの土田加奈子さんの母親が幸園に勤務していたことから、草薙理事長に打診。もともと、感染防止のために蛇口を触りたくないとの声が施設職員から上がっていたこともあり、地域貢献プロジェクトの第一弾に決定した。
評判も上々
交換工事は6月27日に行われ、施設内の職員用男女トイレの洗面台蛇口と、職員が待機する寮母室の洗面台が丸ごと新しく生まれ変わった。
同社の高橋克治副社長によれば、通常の場合、蛇口交換の費用は4〜5万円、洗面台交換は10万円ほど。地域貢献を通じて会社の認知度を上げていきたいとの思いから、無償で行われた。アフターメンテナンスも同社が請け負う。
施設の職員にも評判は上々。幸園の坂口まゆみ総務課長は「設置されたのが嬉しくて、使わないのに思わず手を(水栓に)差し出してしまう職員がいる」と笑う。草薙理事長も「職員の安全安心にもつながり、感染防止の観点からも本当にありがたい申し出だった」と話す。
ニッカホーム関東ではプロジェクトを継続していく考えで、すでに第二弾として、大和市の保育園で自動水栓の設置が決まっている。
高橋副社長は「喜んでいただけたことが何より。今後も声をかけていただければ、リフォームのノウハウやスキルを活かした地域貢献を行っていきたい」と話している。
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