知る人ぞ知る横山を拠点とするお弁当屋さんを運営するラ・ターブル(平林久美子社長)。店は2000年過ぎまで相模原市役所近くにあったビジネスホテル内でレストランとして営業し、店名そのままに業態を弁当宅配店へと変更し現在の地へ。一般家庭のほか、区内の小学校や高校、介護福祉施設などへもそれぞれの要望に応じた給食、弁当を提供している。
2年前には創業30周年を迎え、平林社長は「夫と立ち上げた会社。店の評判を口コミで広めてくれた方々や、この出来の悪い社長である私を支えてきてくれたスタッフのみんな。人に恵まれてきたと思います」と笑顔をみせる。
こだわってきたのがオンリーワンの店だ。売上アップを目指し、料理を効率化して大量の弁当を量産するのではなく、「うちの料理です」と誇れるように、より手の込んだ味づくりに力を入れているのだという。
例えばソース。市販のものではなく、オリジナルのものを手間暇かけてつくりラ・ターブル独自の味を生んできたほか、800人分のキャベツを千切りにするのにも専用の機械は使わず、スタッフ総出で包丁を使い丹念に切り刻むようにしていると平林社長。「機械を使うよりも包丁で切った方がキャベツがキラキラしたままで美味しくなるんです」
コロナ禍のなか、売上の一部を占めていたイベントなどがなくなり苦戦が続くというが、平林社長はこれまでやってきたことを「ぶれずに」続けていくことが困難を乗り越える方法と力込める。「これからも真面目にやっていくだけです」
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