毒を持ち、かまれると全身症状に及ぶ危険性もある「セアカゴケグモ」が13日、上溝南中学校付近で発見されたとして相模原市が注意喚起を行っている。現在、市は発見場所の周辺で、他の個体が生息していないか調査している。
セアカゴケグモは2017年に緑区で発見されており、今回は2例目。背面に赤色の縦条、腹面に赤色の斑紋があるのが特徴で、かまれると痛み、かゆみ、リンパ節の腫れなどが生じる。通常は数時間から数日で症状は軽減するが、脱力や頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することもある。
市は「見つけても素手で捕まえたり、個体に触らないように。かまれた場合は水で洗い、患部を清潔にして直ちに医療機関へ相談を」と呼び掛けている。今後、周辺地域へのチラシ配布や、自治体を通じて情報提供や注意喚起を行っていく予定。詳細は市環境共生部水みどり環境課【電話】042・769・8242へ。