上溝中学校(及川秋人校長)伝統行事の茶摘みが15日、同校敷地内で2年ぶりに行われた。
1950年頃から始まった同行事。戦後、財政難に陥る中で教材などを購入する費用の財源とするため校内に茶畑を設け、栽培を始めたのがきっかけ。
昨年は新型コロナウイルスの影響により中止。今年は、全校生徒を学年ごとに分散させることで密集を防ぐなど、感染症対策をしたうえで開催され、生徒たちは、紙袋を片手に久しぶりの新芽の摘み取りを楽しんだ。
本村賢太郎市長も生徒に交ざり、摘み取りに参加。「伝統の茶摘みが復活して嬉しい。全市の中でも上溝中のみの行事。シビックプライドの醸成につながれば」と話した。
茶葉は製茶されて「上中茶」として市に寄贈、また校内で希望生徒らに販売され、売上金は全額寄付される。
参加した近成龍善さん(3年)は、「貴重な体験ができてうれしい。また機会があれば参加したい」と話した。
|
<PR>
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|