メキシコが原産の多肉植物「リュウゼツラン」が田名地区の望地で開花した。
「50年に一度咲く」と言われ、花が咲くまでの時間の長さから「センチュリー・プラント」という英名がつく同植物。所有者の金井清人さん(60)によると、旅行の土産に購入したリュウゼツランを父の実さんが50年ほど前に初めて植えた。当時、敷地内には倉庫が建っていたため日が当たらず実さんが植えた葉は枯れてしまったが、その後二代目となる葉が約30年前に生えてきたという。それを清人さんが受け継いで育てていた。
アロエのような分厚い葉から茎が顔を出したのは5月頃。その後、どんどん伸びて4mほどの高さになると、6月にはつぼみを付け、7月初旬には筒状で短い黄色の花を咲かせた。悪天候の影響で一度茎が倒れてしまったが清人さんが竹の支柱を作り、貴重な花を大切に守った。
花はすでに枯れてしまったが、同地区で植木店を営む清人さんは「せっかく咲いたので葉を枯らさないように育てて、もう一度花を見たい。目標は10年後」と笑顔で意気込みを話した。
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