世界中が注目するスポーツの祭典でにぎわいを見せている。世界一を決める大会に出場する「トップアスリート」をめざすには、「個人に合った指導で学び、効率的に技術を習得する必要がある」。そう話すのは関東で20校以上のテニススクールを運営するDテニス(清新)の川口和宏コーチだ。同スクールが指導方針として掲げるのは「4スタンス理論」。生まれ持った身体の特性を4種類に分け、タイプに合った動かし方や練習方法を習得するスポーツ理論で、川口コーチは「万人におすすめできる」と評する。
川口コーチは以前、下九沢にあった同社のスクールを任されていた際に、同理論を取り入れた指導を導入し始めた。きっかけは上達の遅い生徒を目の当たりにした時。原因を探る中で知人のゴルフコーチからその存在を教わり、「自分の身体に向かない動きを教えられて、真似できない生徒もいるのでは」と考えた。その後、同理論を提唱するレッシュプロジェクト代表の廣戸聡一氏の指導の下、公認トレーナーの資格を取得。自分なりにテニスに落とし込み、自分とは別のタイプの生徒にも指導できるよう応用を重ねた。
「今では全タイプ指導できます」と川口コーチ。スポーツの上達速度に関して「指導者の力によるものが大きい」とも。中学・高校時代サッカー部に所属していた息子が、顧問が変わって急激に成長した姿を見て、その思いは確信に変わった。「自分のタイプを押し付けて『なんでできないんだ』と思うのではなく、日々の気づきを取り入れながら個人に合った教え方ができたら」
テニスで地域貢献も
川口コーチが情熱を持って指導にあたる原動力は「その人にとって輝ける場所を見つけてほしい」という思いだ。「自分もテニスを始めて人生が変わった。子どもからご高齢の方まで、テニスという好きなことを見つけて自分をアピールできる場所を手に入れてほしい。その手伝いで地域の人たちに貢献していきたい」と笑顔で話す。特に子どもはスポーツを通じて精神面の成長を促せるとし、「ぜひ挑戦して」と呼びかけている。
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