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さがみはら中央区 社会

公開日:2021.09.30

地域の健康を支える場に
上溝 健康LABO

  • イベント時に開放されるサロン(上)/インタビューに答える田口さん

 地域住民の健康寿命のために知識や経験を提供したいと医療法人社団カワサキの歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士、柔道整復師の資格を持つスタッフが昨年6月、「健康LABO」(上溝3175の1)を設立した。設立から1年半経ち、市民の健康を支える場として機能している。

開放型施設

 同法人は区内で歯科、リハビリ施設、整骨院などを展開。幅広い専門分野で活躍する人材がそろっていることを活かし、健康寿命を伸ばす取り組みである「未病改善」に力を入れる。同所はかみみぞクリニックビル内にあり、地域に開放されている。施設内には身体機能を鍛えるストレッチボードやステップ昇降台などの器具を設置。現在は人数制限や消毒、換気など感染症対策を徹底し、会員制の気軽なジムとしても機能している。

 センター長の田口靖彦さんは「地域貢献をしたいと思い、健康LABOを立ち上げた。気軽に立ち寄れる、住民の皆さんの交流の場になれば」と話す。

未病改善の講座も

 加えて同所では歯科医師による口腔フレイルと感染症対策講座や、栄養管理士による食育講座も定期的に開催。親子連れから高齢者まで多くの人が集う。運動と栄養のある食生活を組み合わせ、より健康的な生活を送れるよう専門スタッフが指導を行うことで、利用者からは「自分の体や健康について知識が深まった」との声も上がっている。5月と7月には新型コロナ感染拡大を受け、正しい手洗いうがいの仕方の講座も実施。好評だったため、今後も開催を予定している。

 田口さんは「一般的にはまだ周知されていないフレイル予防や未病改善の重要性を地域の皆さんに伝え、健康に人生を楽しんでほしい」と期待を寄せる。今後はより多くの市民の健康を支えるため、今後は歯科川崎を展開する上溝・相生・中央で地域イベント開催も検討している。同所に関する詳細や問い合わせは歯科川崎医院【電話】042・756・1113。

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