戻る

さがみはら中央区 教育

公開日:2022.02.03

大島小学校5年生
「美味しいお弁当できたよ」
地場野菜で児童が考案

  • 弁当を考案した5年1組の児童と、550円で限定販売する『大島のたから箱』(写真右上)

 相模原市立大島小学校(大木真理校長/緑区大島)の5年生が、地元で採れた新鮮野菜を使った弁当を考案。地元飲食店と協力し、2月1日から15日(火)まで期間限定で販売している。児童たちは「地元で美味しい野菜がいっぱい作られていることを知った。お弁当はとても美味しいので食べてみて」と期待する。

 弁当を考案したのは大島小学校5年1組の児童たち。同校の総合的学習(おおしまの時間)で、地元の魅力を探求し、大島地区は思っていたよりも農家が多く、野菜が栽培されていることを知り、同地区で農業を営む和泉大樹さんを取材。話を聞いていく中で、「この野菜を使ってお弁当を作りたい」という声が児童から上がり、昨秋からプロジェクトをスタートさせた。

 弁当作りには、地元の「出汁茶漬けと甘味と酒の店・ぴえろ」を運営する飯塚塗研が協力。話し合いを進め、弁当を2月に販売することを決めた。児童らは、和泉さんから2月の旬の野菜が長ネギ、ごぼう、里芋であることを教えてもらい、相談して大島産の野菜を使用したメニューを決定し、弁当『大島のたから箱』を完成させた。「子どもから大人まで楽しめる優しい味に仕上がっている」という。

宣伝方法も自分らで 

 児童らは完成後、地元住民への宣伝方法なども自分たちで考え、弁当のキャラクターやポップを創作したり、webサイト上での宣伝内容を考えたりなど奮闘。「思っていた通りのお弁当ができた」「宣伝を考えるのが楽しかった」などと話した。担任の荒木真人教諭は「多くの方の協力に感謝する。地元で農業や商売などをしている人と協力して、一つのものを作り上げたのは子どもたちにとってとても良い経験になった。地元への理解の助長へも役に立ったのでは」と話す。

 弁当の販売は、「出汁茶漬けと甘味と酒の店・ぴえろ」(緑区大島11)で、15日まで(日曜・祝日は休み、土曜日は予約があったときのみ販売)。事前電話予約制(【電話】042・703・9243)で各日限定20個を販売する。

 飯塚塗研の飯塚侑社長は「子どもたちが主体的に学習の題材を考え、地元の野菜を使ったお弁当の内容を自分たちで考案したのは素晴らしいこと。そのお手伝いができて良かった」と話した。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

さがみはら中央区 ローカルニュースの新着記事

さがみはら中央区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS